ガーネット
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ガーネット(Garnet)は1月の誕生石。一般にガーネットというと深い赤紫色ですが、実は多くのバリエーションがあります。アーマンダイン(一番普遍的のもので、色は濃い赤から茶色がかった赤)、パイロープ(血の赤)、フィンガー・ジェム(ルビー色)、ロシアで少量産出されるデマントイド(エメラルド・グリーン)、アンドラライト(黄・緑・茶)、そしてもっともカラフルなグロシュラー(ちりばめられた黄・オレンジ・緑・茶)。ロシア皇帝の一番のお気に入りは、緑色のダイアモンドガーネットでした。
中世には、色がよく似ているガーネットとルビーはどちらも[ざくろ石](カーバンクル)と呼ばれていました。語源はラテン語のグラウヌム(多くの種を実らせる意味)。フランス語では石榴(ザクロ)を意味するグレナード、スペイン語ではグラナダ。ちなみにグレナードの英語読みグリネードは手榴弾のこと。爆発するとザクロの実のようなちいさい粒があたり一面にはじけ飛びます(怖いコワイ)。
ガーネットはキリスト誕生のはるか以前からある、とても古い宝石です。ノアが方舟で40昼夜も大豪雨の中を漂流したとき、火のように赤いガーネットを舳先の明かりにしたと言い伝えられています。また、古代のエジプトの宝石職人が好んで用いました。
ガーネットは動悸や憂鬱症を癒し、悪意を追い払い、創造性を豊かにすると信じられていました。また、持ち主を毒物から守り、肺や血液の病気を癒し、怒りを抑え、不仲を解消するとも。旅人にとっては健康のお守りでした。
伝説では、ガーネットは恋人たちの想いを成就させる石と言われています。偉大なゲーテが74才のとき恋に落ちた19才の娘ウルリケは、デートのときいつも深い赤色のガーネットを着けていたそうです。ただ、着ける人が他の宝石を同時に持つと、その効き目は失せるとされています。
ゲーテ
ウルリケは82才になってもこのガーネットを手放さなかったそうです。

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