トパーズ
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トパーズ(Topaz)は11月の誕生石。それは上等なコニャックのような琥珀色、あるいは桃の赤みがかった色をしています。そして、そのなかに暖かみのある茶色とオレンジがミックスされ、えもいわれぬ深みのある色合いを呈します。まれに、シェリー酒に似た淡いピンクのこともあります。トパーズの芳醇な色と輝きにより、人々は古代からこの石に闇や悪とは正反対の性質を見てきました。
トパーズの名の由来には二つあります。サンスクリット語で火を意味するタパスとギリシャ語トパゾス(探し求める)。探求するという言葉が幸福の探求に転意し、また夜も輝くことから、暗闇の恐怖や邪悪を追い払ってくれると信じていました。古代エジプト人は、太陽神ラーの放つ光がトパーズを金色に色づかせていると思っていました。古代のローマ人もまた、トパーズを太陽の神ジュピターになぞらえていました。
ギリシャの哲学者アリストテレスはトパーズ愛好家で、両手の指に余る指輪をはめていたと言われています。人々は、賢人がトパーズをたくさん着けているのを見て、それが悪夢や魔力から守ってくれるだけでなく、知恵も与えてくれると信じたというのは古い冗談でしょうか。
アリストテレス
伝説によれば、これを身に着けていると、いざというとき他の人から見えなくなるそうです。毒の入った食べ物や飲み物に触れると色が変わるとも言われていました。ほかの言い伝えでは、リングにしてはめると突然の死から免れ、枕の下に入れて眠ると元気が戻り、ネックレスにして着けると頭が良くなるということです。
ちなみに、世界最大のトパーズは、ポルトガルの王冠に飾られた[ブラガンザ]と呼ばれる無色透明の1600カラットのもの。はじめはダイアモンドと思われていたそうです。

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